PTAは強制労働ではない。やりたい人がやるだけ、ボランティア活動と変わらない。そんな思いを込めて、PTAにPTA退会届を提出しました。
今回は、PTAに退会届を提出した際のPTA会長とのやり取りについて、お話をしたいと思います。長くなりますので、何回かに分けて連載させて頂きます。今回は最後となる、結果報告です。
PTAに退会届を出そうか迷っている方へ。私の場合はこんな感じでした。
結論、PTAは退会しない
PTA会長へ質問の手紙を出してから、約一週間後、PTA会長から返事が返ってきました。そして、私の中の結論がはっきりと固まりました。PTAは退会しません。
PTA会長からの返事はこうです。
お子様の卒業まで、PTA役員・委員をはじめとするPTA活動を免除することは可能です。お子様の卒業まで、その旨PTA内で引継ぎをさせて頂きます。また、できる範囲で構いませんので、PTAお手伝い係にご登録して頂けたらと思います。
PTA会長からこの返事を頂くまでは半信半疑でしたが、子どもが小学校を卒業するまで、PTA役員・委員等を免除することはできるそうなのです。
これからは主にPTAのお手伝い係として、自分のやりたいときに、自分のやれる範囲でPTAに携わっていこうと思います。
こうして私は晴れて、強制参加型PTA会員から、自由参加型PTA会員へとなったのでした。
PTA退会届を提出してわかったこと
今回、PTA退会届を提出してわかったことは、事情を説明すれば、PTAは強制的に役員や委員を押し付けられるものではない、ということです。
PTAの規約やしおりには、どういう人がPTA活動を免除することができるのか、詳細に書いてあるかと思います。ですが、その規定に入っていなくても、事情を説明すればちゃんと免除対象者になれるようです。
私がPTAのあり方について、常々考えていたことがあります。
それはこれまで、記事の冒頭でも毎回書いてきましたが、「PTAは強制労働ではない。やりたい人がやるだけ、ボランティア活動と変わらない」ということです。
どうやらうちのPTAは、私が常々考えていたPTAのあり方と同じように、つまり、強制参加型PTAではなく、自由参加型PTAであるようなのです。
ですが一つ残念なことに、うちのPTAが自由参加型PTAであるということは、PTAの規約やしおりには、大々的には公表されていません。自分で問い合わせをしないと、わからないのです。
PTA活動は個人の自由に免除することができるという事実を、私も今回PTA退会届を出してみて、はじめて知ることができました。
PTA会長から、PTAを退会しなくてもPTA役員・委員をはじめとする活動を免除する方法がある、と教えていただかなければ、この先ずっとその事実を知ることはありませんでした。
PTA退会届を出す前に……
そこでまず、PTA退会届を出す前に、PTA会員でありながら、PTA役員・委員をはじめとするPTA活動を免除することは可能なのかどうか、PTA会長や校長先生に問い合わせるのがいいのではないかと思います。
その問い合わせの回答によって、PTAを退会すべきか否かを決めても、決して遅くはないと思います。
私は今回、いきなりPTA会長に退会届を突き付けてしまいましたが、これからPTAに退会届を出そうか考えている方には、ぜひPTA会長や校長先生に、PTA役員・委員をはじめとするPTA活動を免除することは可能なのかどうか、自分のやりたいときに、自分のできる範囲で自由にPTA活動に参加することはできないのか、問い合わせてみて頂きたいと思います。
もしかしたら、思わぬ良い回答が得られるかもしれません。
最後に
今回のPTA退会届提出劇は、私の予想を超え、大変気持ちよい終わりを迎えました。
「PTAは強制労働ではない。やりたい人がやるだけ、ボランティア活動と変わらない」という思いを理解してくださったPTA会長には感謝をしたいと思います。
これから私は、自分のやりたいときに、自分のやれる範囲でPTAに携わっていこうと思います。
これを読んでくださった悩めるPTA会員の皆様に、よい結果が訪れますように。