「6年生でPTAの委員を引き受けると大変よ~?」というような言葉を耳にしたことはありませんか? ではここで、いったい「何が」大変なのでしょうか。
PTAの委員といっても、学年を通して、やる仕事内容はそれほど変わりません。最終学年だからといって、特段、身構える必要はありません。しいていえば、6年生には他の学年と違って、卒業対策委員(卒対委員)があることくらいでしょうか。
では一体、「6年生のPTA委員の何が」大変なのでしょうか。
そこで今回の記事では、6年生でPTAの委員を引き受けると「何が」大変なのか、「大変」を回避することはできないのか、について書いていきたいと思います。
6年生でPTA委員を引き受けると「大変」の正体は?
いきなりですが、その正体をずばり書くと、「6年生のPTA委員には、PTAにやる気のない人が就くことが多いので、他のメンバーが迷惑を被り、大変だ」ということです。つまり何が言いたいのかというと、
- 6年生のPTA委員は、無理矢理やらされる人の場合が多い
- 無理矢理やらされた結果、やる気もなく、PTA委員の活動には一切顔を出さない
- PTA委員の活動に出てこない結果、他のメンバーの仕事が増えて大迷惑!!
その結果、「大変」ということなのです。次に順を追って説明します。
6年生のPTA委員は、無理矢理やらされる人の場合が多い
6年生のPTA委員選出ともなれば、最終学年ということもあって、だいたいの人が一度は何らかしらのPTAの役員や委員を経験をされていると思います。
すると、どういうことが起きるでしょうか。その答えは簡単です。「まだ一度も役員・委員をやっていない方の中から、立候補をお願いします」と言われてしまうのです。
立候補をしなければ安心、というわけにもいきません。立候補が出なければ「まだ一度も役員・委員をやっていない方の中から、くじ引きで決めます」と言われるだけです。
無理矢理やらされた結果、やる気もなく、PTA委員の活動には一切顔を出さない
くじ引きによって無理矢理PTA委員に選出された人は、その後どうするのでしょうか。ほんの少しでも活動してくれれば御の字です。ですが、きっとそういう人の多くは、PTA委員の活動を積極的には参加しません。積極的どころか、全く活動しない可能性もあります。なぜなら、活動する気がほんの少しでもあるのならば、何も6年という最終学年になるまで、何のPTA委員もやらない、という事態にはならないからです。
特に、委員選出会に欠席して、くじを自分で引かないような人は、高確率でPTA委員の活動をバックレます。
PTA委員の活動に出てこない結果、他のメンバーの仕事が増えて大迷惑!!
毎回毎回PTA委員の活動をバックレるメンバーのことを、想像をしてみてください。PTAの委員活動には、遅刻や欠席が当たり前、それどころか、メールも無視、LINEも既読スルー、電話はいつもいつも留守電……。きっと想像を絶する大変さです。連絡すらまともに取り合えない状況を考えると、いっそのこと、もうその人のことは初めからいない者として考えてしまった方が、仕事が捗るでしょう。
こんな人と一緒になってしまった他のメンバーは、ただただ大迷惑です。
6年生でPTAの委員を引き受け、ハズレな人と一緒になってしまったばかりに、ただただ「大変」なのです。
PTA委員活動を「大変」にしないためにできる3つのこと
ここからは、下記に挙げる3つの事柄に焦点を当てて、PTAの委員活動を「大変」にしないためにできること、つまり、残されたメンバーが、委員活動を円滑に行うためにできることについて考えていきたいと思います。
- そもそもPTA委員選出会に来ないような人は、委員に選ばない
- 少しでもPTA委員をやる気があるならば、低学年のうちにやってしまう
- 全くPTA委員をやる気がないならば、「できません」と明言するか、いっそのことPTAを退会してしまう
そもそもPTA委員選出会に来ないような人は、委員に選ばない
そもそもPTA委員選出会を欠席するような人は、くじ引きであろうと何であろうと、委員には選ばない方が無難です。特に、毎回毎回選出会を欠席する人は、要注意です。
大抵の人は、PTA選出会が嫌でも、欠席することで他のママ友に何か言われることの方が嫌で、嫌だなぁと思いつつも出席するものです。ですが、他のママ友にあることないこと、なんやかんや言われようと、毎回毎回欠席を貫く人は、「PTAは断固拒否」という強い意志を持っています。そんな人を無理矢理に選出しても、委員活動に出て来るはずもありません。
PTAの活動に否定的な人をわざわざ委員に選ぶこと自体が、そもそもの間違いなのです。
少しでもPTA委員をやる気があるならば、低学年のうちにやってしまう
もしもあなたに少しでもPTA委員をやってみようという心意気があるのならば、低学年のうちにやってしまうことをおすすめします。なぜならば、低学年でPTA委員をやる方は、PTAに肯定的でそれなりにやる気のある方の場合が多いからです。
また、もしもあなたに仲のよいママ友がいるならば、一緒に誘い合ってPTA委員をやってみるのもいいかもしれません。
いずれにせよ、PTAの活動は、一緒にやる仲間がどういう人物なのか、ちゃんと活動をしてくれる人物なのかどうかが重要になってきますので、その点を考慮すればわりと楽しく活動できます。
全くPTA委員をやる気がないならば、「できません」と明言するか、いっそのことPTAを退会してしまう
もしもあなたに全くPTA委員をやってみる気がないのならば、言いにくいこともあるかもしれませんが、勇気を出して、選出会が始まってしまう前に「できません」と明言することも大事です。
事前に「できません」と言わないまま委員に選出されてしまい、結局できないからと言って、委員活動には一切参加しない、となるとこれはやはり無責任です。
この「できません」という言葉は、選出会当日に口頭で伝えるのではなく、きちんと文書にして、選出会の事前に提出することが、免除を受け付けてもらえるポイントです。
事前に文書ではっきりと「できません」と書いているのに無理矢理にPTA委員に選出されてしまったら、それは委員に選出した人がどう考えても悪いのです。日本にはPTAを強制する法律はありませんし、もしもPTAを強制されるようでしたら、それは「強要罪」に当たる可能性もあります。参考までにこちらでPTAの違法性について書いております。
やる気のない人にPTAの委員を強制させることは違法である可能性とともに、他のやる気のあるメンバーが受ける「大変」を回避させることにも繋がるのです。
また、PTAに全く興味のかけらもないのならば、もういっそのことPTAを退会してしまうことも一つの手です。昨今、PTAの退会には何かしらのトラブルが付きものですが、一度退会してしまえば、PTAの全てのしがらみから解放されます。参考までにこちらでPTA退会届の書き方を書いております。
まとめ
今回は、6年生でPTAの委員を引き受けると「何が」大変なのか、「大変」を回避することはできないのか、について書いてみました。何か参考になりましたら幸いです。