PTAは強制労働ではない。やりたい人がやるだけ、ボランティア活動と変わらない。そんな思いを込めて、PTAにPTA退会届を提出しました。
今回は、私が実際に提出した退会届を公開していきたいと思います。
PTAに退会届を出そうか迷っている方へ。私の場合はこんな感じでした。
うちのPTAには退会届はない
いざ退会しようと思ったときに、まず困ったのが退会届が整備されていないことでした。加入届がないのですから、退会届だってあるわけがありません。PTAって、そういうところが本当に駄目だと思います。
さて、退会届がないとなると、退会へのハードルが一気に上がったような気がします。自分で退会届を作らないとならないからです。弁護士や行政書士ならいざ知らず、一般人の私に、退会届なんて作れるのでしょうか。何はともあれ、行動あるのみ。とりあえず、退会届を作ってみることにしました。
PTA退会届を自分で作ってみよう
と、声高に掲げてみたものの、一体何から始めたらいいのやら。なんとなくWordを立ち上げて数分、退会届と書いただけで筆が止まってしまいました。会社の退職届なら書いたことがあるのですが、会社指定のフォーマットがあったので、適当に名前やら何やら記入するだけで、それはそれは簡単な作業でした。何もない状態から、自分で退会届を書くのって、やはり素人にはちょっと難しいですね。
PTA退会届に必要な項目は?
全く見当がつかなかったので、とりあえずネットで調べてみました。先人たちの知恵に習いますと、とりあえず最低限必要な項目としては
- 「PTA退会届」という題目
- 退会する保護者の名前
- 退会する日
- 在籍児童の名前、学年組
の、4点がそろっていれば、退会届としては十分なようでした。
PTA退会届に退会理由は必要?
退会理由については、人それぞれいろいろな理由をお持ちかと思います。ですが、ここではあえて退会理由を書く必要はないと、私は考えます。「一身上の都合により」で十分です。
だって、そんなの私の勝手だし、個人情報ですよね。いまどき会社辞めるのだって、「一身上の都合により」ですよ。赤の他人に、大切な個人情報を根掘り葉掘り聞かれる理由はありません。
実際にPTA退会届を作ってみました
できあがりは、こんな感じです。極めてシンプルに仕上げてみました。
うちの場合は、父親も母親も退会したいので、退会者の名前は二名にしてあります。母親だけ退会して、「じゃあ、父親はPTAやってくださいね」なんて言われたら困りますので。名前の横には、一応、二人分の捺印もしておきました。
あと、せめてもの抵抗?として、PTAは入退会自由の任意団体、という言葉を入れてみました。
コピペしたい方はこちらへどうぞ
コピペOKです。使いたい方はご自由にどうぞ。とてもざっくり書いてありますので、適当に直して使って頂ければと思います。
平成XX年X月X日
〇〇〇〇小学校PTA
会 長 **** **** 殿
X年X組 保護者 *** ***
*** ***PTA退会届
このたび、一身上の都合により、下記二名のPTA退会をお願い致します。PTAは入退会自由の任意団体でございますので、本旨ご理解頂きますよう宜しくお願い致します。
記
退会者の氏名 : *** ***、*** ***
退会する日 : 平成XX年X月X日
在籍児童の学年組 : X年X組
在籍児童の氏名 : *** ***
おまけで、PTA退会届受領書と手紙も添えました
PTA退会届を作り終わったところで、ふといろいろ心配になってきました。果たして、PTA退会届がちゃんとPTAへ届いて、ちゃんと受け取ってもらえるのか、子どもはPTAから差別を受けることはないのか、ということです。
PTA退会届受領書って何?
そこで、心配性な私は、PTA退会届受領書なるものを作って、PTA退会届と一緒に封筒へ納めました。
PTA退会届受領書
平成 年 月 日、〇〇〇〇小学校PTA会長**** ****は、平成XX年X月X日に、X年X組保護者*** ***、*** ***から送られたPTA退会届を確かに受領しました。
(署名)〇〇〇〇小学校PTA会長 ㊞
PTA退会受領書とは、こんな感じのものです。
あくまで、全くの素人な私が勝手に作ったものですので、法律的なことはわかりませんが、とりあえずこの受領書が私の元へ帰ってくれば、PTA退会届はPTAへとちゃんと届いた、ということなはずです。
こちらもコピペOKです。使いたい方はご自由にどうぞ。
(追記)結果的には、PTA退会受領書が記入されて返ってくることはありませんでした。その理由は、PTAが正式に用意した文書ではないため記入することはできない、だそうです。なかなか難しいですね。
手紙には何を書いたの?
手紙には、
- PTA退会届が届いたら、日付の記入と署名をしたPTA退会届受領書を私宛に返してほしいこと
- 子どもへの一切の差別はないようにしてほしいこと
- 必要であればPTA会費と同等の金額を寄付したいこと
- 疑問・質問がある場合は文書でお願いしたいこと
の4点を書きました。
受領書の件はともかくとして、子どもへの差別はこの手紙一つでどうにかなるものではないかもしれませんが、PTAを退会するにあたって、私の中の心配事を一つでも減らしたい、という思いで書きました。
寄付に関しても同様に、子どもへの差別がないようにとの思いからです。PTA主催のイベントには、多くのお金が掛かるものもあると思うので、必要であればPTA退会後は、PTA会費と同等の金額を寄付したい旨を書きました。
また、電話だと後々言った言わないの押し問答になると嫌なので、何かあれば文書での連絡をお願いしました。
最後に
今回は実際に私が提出した退会届を公開させていただきましたが、なにぶん素人のやることですので、プロの方からみるといろいろ抜けがあるかと思います。ご使用の際は自己責任でお願い致します。
また、おかしいところは訂正させていただきますので、お問い合わせのメールフォームよりこっそり教えていただければ幸いです。