PTAを退会したくなったときに読んでみるブログ

PTA退会届提出までの道のりと、その後。

私がPTA退会でなく【PTA免除】を選んだ3つの理由

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突然ですが、私はPTA免除会員です。PTA免除会員というのは、その名の通り、PTAの役員や委員を免除してもらっている会員のことです。

多くの学校がPTAの免除受けるのに、免除規定を定めていると思います。しかし、私はその免除規定には全く当てはまってはいませんが、PTAから免除の許可をもらっています。PTA免除までの経緯は、こちらの【PTAに退会届を提出】のその①~その④の結果まで読んで頂けると、詳しく書いています。

そこで今回は、私がPTAに退会届を提出したのに、PTAを退会せずに、PTA免除を選択した3つの理由について、書いていきたいと思います。

理由その① PTA会長に脅しを受けたから

まず根本的な問題として、PTA会長から脅しを受けなければ、私はPTAに退会届を提出した後、そのまま素直にPTAを退会していたと思います。脅しの内容は、「PTAから退会すると、PTAからのお便りがもらえなくなる他、PTAが主催する各イベントに、子どもが参加できる権利を失う」というものです。

私はこの脅しを受けて、PTAからのお便りはもらえなくなってもいい、という覚悟でしたが、PTA主催の各イベントに、子どもが参加できる権利を失うという点だけは、どうしても了承できませんでした

PTAからのお便りをもらう、もらわないは、親である私にしかほぼ影響がありませんが、PTA主催の各イベントに子どもが参加できる、できないは、親である私ではなく、子どもへもろに係る問題です。とても私の一存で、決められることではありません。

PTA主催の各イベントに参加するには、PTA会費を払っていないと駄目なのかなと思って、PTA会費を寄付という形でなら支払う旨を伝えては見ましたが、了解は得られませんでした。

理由その② PTAの体質を変えることが目的ではなかったから

PTAを退会するには、PTA主催の各イベントに、子どもが参加できる権利を失うという点だけが、どうしてもネックです。PTA会費を寄付という形で支払うという打開案にも、了解が得られません。

そうなるとPTAから退会するには、PTA会長の脅しと戦って、うちのPTAの根底にあるブラックな体制を変えていくことから始めなければなりません。でも普通に考えて、ただのいっかいの主婦でしかない私には、ハードルが高すぎます。

もちろんこのまま、うちのPTAが非会員の子どもに対して差別をするような、悲しいPTAのままでいいとは、全く思っていません。ですが、このブラックな体質を私一人で変えることは、どう考えても私には荷が重かったのです。ごめんなさい。

つまり、自己中心的な話で大変申し訳ないのですが、私がPTA退会を選んだ目的は、PTAに対抗して、PTAのブラックな体質を変えることではなく、ただ単に、PTAから役員や委員を免除できて、子どもがPTA主催の各イベントの参加権を失わなければ、それでよかったのです。

理由その③ PTAを退会せずとも、本来の目的を達成できたから

PTA会長は私のPTA退会に対し、始めこそは脅すような言葉を言ってきましたが、最終的には私の意見に歩み寄ってくれました。それはつまり、PTA会員に留まりつつ、PTAの役員や委員を子どもの卒業まで免除するという、PTA会長からの提案でした。

PTA会員に留まれば、子どもがPTA主催の各イベントの参加権を失うことはありません。さらに、PTA会員に留まっていても、PTA会長の裁量で、子どもの卒業まで役員や委員を免除できるというのです。

先ほどの理由その②で私は、PTAから役員や委員を免除できて、子どもがPTA主催の各イベントの参加権を失わなければ、それでよかったのだ、と書きましたが、これはつまりその目的を達成したといえます。

私がPTAを退会したいと思うに至った本来の目的は、PTAの役員や委員をやりたくない、という一点に尽きます。この目的が達成され、さらに、子どもがPTA主催の各イベントの参加権を失わなければ、何も問題はありません。

私にはPTAを退会する理由が、なくなってしまったのでした。

最後に

今回は、私がPTAに退会届を提出したのに、PTAを退会せずに、PTA免除を選択した3つの理由について、書いてみました。

私は、今回のPTA退会届提出劇で、PTA役員・委員の免除を無事に獲得することができました。ただ、今回のこの問題で一つ残念な点があるとすれば、それは、うちのPTAのブラックな体質を変える、一つの機会を失ってしまったことです。うちのPTAのブラックな体質を変えるということは、私にはハードルの高い事案ですが、やはり一つのきっかけをつぶしてしまったことは事実です。この点に関しては、日々、PTAのブラックな体質を改革しようと奮闘なされている方々へ、大変申し訳なく思っています。

しかし、うちのPTA会長は、非会員の子どもに対する差別の件は残念でしたが、私を強引にPTA会員に留まらせて、強引にPTA役員や委員を押し付けるようなことは、決してしない人物でした。昨今、PTAの強制的な役員・委員の選出が騒がれる中で、これは大いに評価できる点であると、私は思います。

PTAを退会しようか考えている方へ、もしかしたら、今回の私のようにPTAから退会しないで済む方法があるかもしれません。PTAを退会せずとも、自分の目的が達成されるのならば、PTAに留まるのも一つの手であると、私は思います。もちろん、目的が達成されないのならば退会も致し方なしですが、退会をせずとも自分の目的が達成されるのならば、PTAに留まるのも、お互い丸く収まっていいのかな、と私は思います。