PTAを退会したくなったときに読んでみるブログ

PTA退会届提出までの道のりと、その後。

PTAから逃げたいけれど踏ん切りがつかない方へ、4つのアドバイス

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PTAからどうしても逃げたい皆さん、こんにちは。PTA活動を頑張られている方から見ると、言い方が悪いかもしれませんが、私も今現在、PTAから逃げているうちの一人です。

PTAから逃げる方法は、退会や非加入、免除などが考えられますが、私の場合は、「PTA役員・委員の免除」という形で、PTAから逃げています。PTA免除に至った経緯はこちらです。 

ところで、PTA免除に至るまでには、様々な葛藤がありました。それは、「私だけPTAをやらないのは、ずるいのかな」とか「PTAをやらないと、子どもに差別があるのかな」とか、そういった悩みです。そういった悩みは今のところ、杞憂に終わっている、と思います。 

そこで今回は、どうしてもPTAから逃げたいけれど、いまいち踏ん切りが付かない方へ、4つほどアドバイスを送りたいと思います。 

アドバイス① 悩みに悩んで決めたのなら、自分の気持ちは大切に

あなたはPTAから逃げたい、ということで間違いないですね? それなら、PTAから逃げて大丈夫です。PTAはやらないで大丈夫なのです。 

PTAをやめたい方は、昨日今日、突然にPTAをやめたい、と言っているのではないと思います。悩んで悩んで悩んで出した答えが「PTAをやめたい」のだから、それは自分にとって正しい選択であると、私は思います。 

仕事だって、家事だって、つらいときは休んだり、ときには、やめたりしますよね。PTAだって同じです。つらかったら免除してもらったり、退会していいんです。「ずるい」と言われるかもしれません。でも、悩みに悩んで決めた自分の気持ちです。その気持ちを大切にしていいんです。 

PTAは自分のやりたいときにやればいい活動であって、他人から強制されてやる活動ではありません。あなたがPTAをどうしてもやりたくないのならば、PTAはやらなくていいのです。それが例え「ずるい」行為であっても、自分の出した答えに自信を持ってください。それは決して、間違った行為でありません。 

アドバイス② もしも「PTAをやらないなんて、ずるい」と言われたら

けれど、小心者のあなたは、面と向かって「ずるい」と言われたら、心が折れてしまうかもしれませんね。面と向かってでなくても、影で「ずるい」と言われただけで、あなたは何とも言えない悲しい気持ちに襲われるかもしれません。 

残念ながら、PTA活動を頑張られている方からの「ずるい」の言葉に対抗できる答えは、何もありません。PTA活動を日々頑張られている方から見れば、PTA活動をさぼろうとしているあなたは、ずるく見えるものです。 

昨今、インターネットやSNSの普及によって、PTAは任意団体であることが、次第に知れ渡るようになってはきましたが、まだまだその周知は完全なものではありません。
「PTAってやらなくてもいいんだよ」と言ったところで、「え? それって本当なの?」と言われるならまだしも、「でもそれって、ずるいよね?」と言われたら、返す言葉がありません。

任意の活動であるはずのPTAですが、PTA活動を日々頑張られている方から見れば、確かに、PTAをやらないことは、ずるく見えることなのでしょう。 

ですが、人間ですから、日々の生活の中で、「ずるい」と感じることはたくさんあると思います。PTAに限らず、「あの人はご実家がお金持ちで、ずるい」だとか「順番に並んでいたのに割り込みしてきて、ずるい」だとか、「ずるい」の種類にはいろいろあると思います。たまたまその「ずるい」の対象がPTAであっただけのことです。 

PTAに関わらず、「ずるい」と言ってくる人には、あまり近寄らないことです。そういった人とあなたは、そもそも物の価値観や考え方が違うのですから、気にしないのが一番です。

つまり、「PTAをやらないなんて、ずるいよね?」と言われたら、「うん、そうだよね」と、とりあえずその場は相槌を打ち、今後はその人には近寄らないことです。「PTAをやらないのは、ずるい」という言葉に対抗できる言葉はありませんが、対応の仕方はあるということです。 

アドバイス③ PTAをやらなくても、子どもに差別は起きない

そもそもの大前提ですが、PTAは会員・非会員に関わらず、全ての子どもたちに、平等でなければなりません。ですが、残念なことに、この事実は周知されていません。

私もPTAを退会すると申し出たとき、PTA会長から子どもに不利益が生じる旨を通達されました。PTA会員でいないと、子どもが差別を受ける、と聞いたときの衝撃はそれはそれは大きいものでした。ですが、これには抜け道があります。つまり、PTA会員でいたまま、PTAをやらなければいいーーPTAを退会するのではなく、免除してもらえばいいのです。このPTA免除という方法は、PTA会長からの提案でした。 

PTA会長も、PTA退会者を出したくなかっただけかもしれません。ですが、私の方も、PTA役員や委員をやりたくなかっただけなので、PTA役員・委員免除という方法は、理にかなっていました。 

PTAの活動自体をやりたくない方には、おススメできませんが、PTAの役員や委員をやりたくないだけでしたら、PTA役員・委員の免除という方法があります。役員・委員の免除であれば、PTAを退会するわけではないので、PTA会員のままです。つまり、PTA会員であるので、子どもに差別は起きません。 

ちなみに私は、多くの学校で制定しているであろう「PTA役員・委員の免除規定」に一つも該当していません。PTA役員・委員の免除を受けるのに、理由の一つも伝えていません。それでも、PTA役員・委員の免除を受けることは可能でした。

よく考えれば、これは当たり前なことですよね。本来、PTAの活動は、任意に行われなければならないのですから。

気になった方は、ご自身の学校の校長先生やPTA会長に問い合わせてみては、いかがでしょうか。 

アドバイス④ それでもPTAから、子どもが差別を受けたら

それでもPTAから、子どもが差別を受けてしまったら、親としては見過ごすことはできません。出るところに出ましょう。

まずは、子どもが差別を受けている証拠をもって、校長先生に相談します。それでも駄目なら、教育委員会に連絡です。学校に対し、子どもが差別を受けないように、教育委員会から指導をしてもらいます。 

最後に

さて、ここまで読んでいただきありがとうございました。どうしてもPTAから逃げたいけれど、いまいち踏ん切りが付かない方へ、少しでも後押しになれば幸いです。 

最後に、PTAの退会届や非加入届の書き方、PTA役員・委員の断り方などは以下からどうぞ。

  1. PTA退会届の書き方
  2. PTA退会届の出し方
  3. PTA非加入届の書き方・出し方
  4. PTAの役員・委員の免除してもらう断り方