秋ですね。運動会シーズンですね。
運動会といえば、PTAが大活躍!! 運動会の受付に始まり、テントの設営・片付け、不審者の警備、放置・駐輪自転車の注意、来賓客への接待、そして極め付きの、誰得PTA競技です。
運動会当日は主役の子どもたちはもちろん、先生方もいろいろお忙しいと思うので、PTAの方である程度のお手伝いをするのは一向に構わないのですが、
の3点は、何だか腑に落ちません。そこで今回は、PTAによる、来賓客への接待(主にお茶出し)について考えてみたいと思います。
- そもそも運動会に来賓客は必要なのか
- なぜ学校側が招いた来賓客に、一保護者であるPTAが接待(お茶出し)をするのか
- 来賓客に対する接待(お茶出し)は必要なのか
- 来賓客への接待(お茶出し)が必要なら、簡略化はできないのか
- 最後に
そもそも運動会に来賓客は必要なのか
この問いに対する答えは、YESです。運動会に来賓客は必要なのです。
私の心情的には、来賓席のテントは運動会の一等地にあり、はっきりいって邪魔以前の何物でもないので、NOと答えたいところなのですが、この問いに対する答えはYESなのだと思います。
来賓客には、主に議員、学校評議員、教育関係者などが招かれますが、入学式などの式典とは違って、運動会は学校の様子を見てもらう貴重な機会の一つだそうで、それをなくしてしまうのは、なかなか難しいことのようです。
要は、学校を運営するにあたって、来賓客は無視することのできない存在であり、運動会はそんな来賓客へのアピールポイントの場の一つなのです。
ただ、学校を運営するにあたって、来賓をなくすことができないと理解できた上で、その来賓はいったい誰が招いた来賓なのか、誰にとっての来賓なのか、私としては疑問が残るわけです。
つまり何が言いたいのかというと、学校側の都合で招いただけに過ぎない来賓客に、なぜ一保護者であるPTAが接待をし、お茶出しをしないといけないのか、ということを言いたいのです。
なぜ学校側が招いた来賓客に、一保護者であるPTAが接待(お茶出し)をするのか
その理由は簡単です。運動会当日、先生方は皆一様に忙しいからです。一年に一度の大イベントである運動会当日に、来賓客一人一人にお茶を配ってまわる暇がある先生なんて、いるわけがありません。そんなことは、保護者の誰もが知っています。
ですが、私たち保護者はPTAである以前に、子どもたちの保護者なのです。来賓客一人一人にお茶を配ってまわる暇があったら、子どもたちに大きな声援を送ってあげたいのです。
学校は、そんな親心を知っているのでしょうか?
PTAは学校の職員でなければ、学校にいいように使われるお手伝いさんでもありません。
来賓客に対する接待(お茶出し)は必要なのか
先生方が忙しくて、来賓客一人一人にお茶を配るのは不可能なことはわかりました。ですが、先生方にできないことを、手軽に頼めるからと言って、PTAにまわしてくるのは、やっぱり私は何だか腑に落ちません。
一方で、来賓客をなくすことができないことも、わかります。
ならば、来賓客に対する接待(主にお茶出し)をなくすことはできないのでしょうか?
来賓客は、学校の運営に欠かすことのできない人たち――つまり、議員や学校評議員、教育関係者などが主です。やはりお茶の一つも出さないと、学校にとって、いろいろと不都合があるのでしょうか。
もしもそんなことで、いちいち不都合が起きるのならば、それはそれで問題があるような気がしないでもないですが、ここはとりあえず、お茶出しくらいしないと学校も格好が付かないのだと仮定をします。あくまでも仮定の話です。個人的には、お茶出しはなくてもいいのでは、と思います。
ですが、いろいろと意見はあると思いますが、やはり一般的には来賓客に対するお茶出しは必要なのです。あれですよ、あれ。少し前に流行った、日本人特有のお・も・て・な・しです。
来賓客への接待(お茶出し)が必要なら、簡略化はできないのか
先生は忙しくてお茶出しなんかできない→でもお茶出しは必要→PTAにやってもらおう
の図式をどうしても崩すことができません。
それならば、お茶出し自体の簡略化はできないでしょうか?
うちのPTAの話になりますが、うちのPTAではPTAの本部役員が来賓客の接待を受け持っており、来賓客が来るたびに、茶碗にお茶を入れ、せっせせっせと席までお茶を運んでいます。
私は本部役員にはなったことがないので、外野からの口出しになってしまい大変恐縮なのですが、子どもの応援そっちのけでお茶を運ぶその姿は、なんだかやっぱりかわいそうです。
というわけで、お茶出しの簡素化がでいたらいいのに、と思ったわけです。
例えば、来賓客が受付をする時点で、その方が来賓客であるということがわかるので、受付の場でペットボトルのお茶をお渡ししたらどうでしょう。
あくまでも、外野からの意見なので本当に恐縮なのですが。
最後に
学校側には何事にも慣例に囚われず、簡略化できることろは簡略し、少しでもPTAの負担を減らしてくださればいいな、と思います。
その仕事が本来、PTAとは何の関係もなく、学校側自身の都合によるものならば、尚更そう思う、今日この頃です。