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おやじの会とは? おやじの会にモヤッとする3つのこと。

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おやじの会って知っていますか? おやじの会といっても、決して、おやじたちの飲み会とかではありません。PTAを母体とする、至極真面目な会ですよ。今回は、おやじの会の、モヤッとする3つのことについて書いていきたいと思います。

おやじの会とは?

まず手始めに、おやじの会について簡単に書いていきます。おやじの会というのは、父親ももっと気軽にPTAに参加しようをモットーに、とある父親PTA会員が立ち上げた、父親が所属する父親のためのPTAだそうです。

その活動内容は主に、母体であるPTAのお手伝いです。例えば、うちの小学校のおやじの会では、夏祭りの設営や出店のお手伝い、運動会の来賓席等のテント張り、芝刈り、餅つきなど、母親では難しい力仕事などを積極的に担当してくれています。

また、PTAと異なる大きな点は、多くのPTAが強制加入なのに対して、おやじの会は自由加入であるという点です。

強制加入であるPTAとは違って、自由加入であるおやじの会は、PTAの理想の形です。しかし、私はその理想の形であるおやじの会を、なんだかいつもモヤッとした目で見てしまうのです。

おやじの会の、ここがモヤる

PTAの理想の形といえるおやじの会の、一体どこがモヤッとするのか。それは次の3点です。

  1. おやじの会は、母体であるPTAのお手伝いしかしない
  2. PTAを少し手伝っただけで、全部わかった気になる
  3. 同じPTAなのに、なぜおやじの会は強制加入ではないのか

おやじの会は、母体であるPTAのお手伝いしかしない

先に述べた、おやじの会とは?に書いたように、おやじの会は基本的に母体であるPTAのお手伝いしかしません。つまり、父親のPTA会員は、PTAのお手伝いをするだけで全然オッケーなのです。父親は、PTAのお手伝いをちょこっとでもすると、大変有り難がられるのです。

しかし一方で、母親のPTA会員がPTAのお手伝いだけをしていると、「どうして役員や委員はやらないんだ」と糾弾されます。同じPTA会員である父親の場合とは大違いです。父親も母親も皆同じPTA会員なのに、とてもモヤッとします。

PTAを少し手伝っただけで、PTAの全てをわかった気でいる

おやじの会の活動をした父親の中に「PTAって全然簡単だったよ。なんでそんなに嫌がるの?」と言う人がいます。

はっきり言います。おやじの会の活動は、PTAのお手伝いなので、簡単なんです。楽勝なんです。そのお手伝いの段取りを、誰がいつどうやって決めているのか、知っていますか?

しかも、おやじの会がやるPTAのお手伝いって、「やりたい人が、やりたい時に、やりたいことだけできる」とってもホワイトな活動ですよね? やりたくなかったら、断っていいんですよね? それがどれだけ、ホワイトなPTAか知っていますか? 本当のPTAはもっと、ブラックなのです。

おやじの会という、簡単で楽勝なPTA活動をしただけで、全てをわかったように、「PTAって全然簡単だったよ。なんでそんなに嫌がるの?」なんて言わないでください。それを言うのなら、PTA役員や委員をやって、もっとブラックなPTAを体験してから言ってください。

同じPTAなのに、なぜおやじの会は強制加入ではないのか

おやじの会で、一番モヤッとするのは、同じPTA会員同士なのに、なぜおやじの会は強制加入ではないのか、ということです。

誤解しないで頂きたいのですが、別に、おやじの会を強制加入にしろ、といっているわけでは決してありません。ただ、何というか、羨ましいのです。同じPTA会員同士なのに、どうして、母親と父親でこんなにも違うPTAができあがってしまうのか、妬ましいのです。

たとえ父親と同じようにフルタイムで働いていたとしても、母親はPTAに自由に加入することはできません。つまり母親は、おやじの会と同じように「やりたい人が、やりたい時に、やりたいことだけできる」PTAを、許されてはいません。フルタイムで働こうが何だろうが、父親とは違って、母親にだけなぜか、PTAから強制労働を科されているのです。本当に、モヤッとします。

おやじの会に求めること

おやじの会に求めることをひとことで言ってしまえば、PTAとおやじの会がもっと対等な関係であってほしいということです。

わざわざ、PTAとおやじの会で分けるのではなく、父親も母親も平等に「やりたい人が、やりたい時に、やりたいことだけをする」と同時に、全ての段取りをPTA任せにしないで、せめて、おやじの会の担当はおやじの会の中で段取りを決めてほしいです。

おやじの会はPTAのお手伝いさんではなく、おやじの会もPTA役員や委員になれる、PTAの立派な一員であることを忘れないでほしいです。

まとめ

最近はイクメンと呼ばれる父親の存在が増えてきた、といわれています。ですが、イクメンと呼ばれる父親の多くは、母親のお手伝いの域を脱しない場合がほとんどなようです。母親の仕事を少し手伝ったくらいで、イクメンと崇められるなんて、羨ましい限りです。

おやじの会も同じです。おやじの会も基本的に、PTAのお手伝いの域を脱していない場合が多いように思います。PTAをちょこっと手伝ったくらいで、PTAを理解したつもりになって、PTAをやった気になって、有り難がられて、本当に羨ましい限りです。

普段サラリーマンとして仕事の第一線で活躍しているお父さん方、ぜひ、PTAでも第一線でその力を発揮してください。お父さんだって、PTAの役員や委員になれるんですよ。ぜひ役員や委員もやってみて、PTAに新しい風を入れてください。

これはお父さん方への切実なお願いです。女だけではどうしようもないPTAの、新な力に、どうかなってください